2011.02.28 人生の宿題
先日ラジオで小川洋子さんが、茨木のり子さんの「おんなのことば」という本の話をしていました。
ふとその詩集を持っていることを思い出しました。

おんなのことば (童話屋の詩文庫)おんなのことば (童話屋の詩文庫)
(1994/08)
茨木 のり子


その本は大学生の頃、父の友人でもある、あるおじさまからいただきました。
なぜ「その本」を「私」にくださったのかよくわからないまま、さらりと読みそのまま本棚においてありました。

ラジオの小川洋子さんの話で、茨木のり子さんは、戦争で苦しい時代を生き抜き、その後たくましい詩をたくさん書いている方だと知りました。
2006年に亡くなるまで、実家の比較的近くに住んでいらしたそうです。
25年前に私の感性がもっと鋭ければ、おじさまがこの本で私に何を伝えようとしたのか、わかったかもしれません。
でも、今からでも遅くはないでしょう。
茨木のり子さんの詩をもっと読んでみたいと思いました。


私はそれ以外にも本をもらったことがあります。
しかも余りよく知らないご近所のおじさまから。

その方は国語の先生とおっしゃっていました。
たまたま電車の中でお会いし、本の話をしたようです。
電車に乗ってお話ししたのは20分程度だと思います。

その1週間後、紀伊国屋書店から、どーんと本が送られてきました。
柳田国男全集13冊と森有正全集より3冊。
その方からのプレゼントでした。

私はいったい何を話したのでしょう。
その方は15歳の私に何を期待なさったのでしょう。
そして私は数十年たっても、その期待に応えられないでいます。

全集は読まれないまま(もちろんちらちらとは見ましたが)結婚後の10回の引っ越しにも耐え、今も本棚に眠っています。
私はこの全集を読むまで死ねない気がします。
これは私の人生の宿題です。

その方が私に何を伝えたかったのか、どういう人間に育って欲しかったのか、今からでも全部読んだらわかるでしょうか。


最近洋書にばかり目が行きますが、和書もしっかり読まなくては。
未読がいっぱいあります。

(父から贈られた本、大江健三郎の3冊も手つかずで残ってますし。嗚呼・・・)



和書も難しいですよね。日本語なのに!








Secret