2011.07.13 永遠のゼロ

永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)
(2009/07/15)
百田 尚樹


先週突然「ご予約の本がご用意できました!」というメールを図書館からもらい、はて、何の本だったっけと思い出すのに時間がかかりました。予約してから半年以上たっていると思います。
それ程に人気の本なのですね。

素敵なマダムである友人のオススメ本なので、こんな話とは思ってもみませんでした。
ゼロは零戦のゼロです。
つまり戦争の話。
苦手なんですよね、私。
しかも600ページもある!!!
「彼女」のオススメでなければ、100ページほどで投げていたと思います。

現代のある姉弟が、特攻で死んだという祖父がどういう人だったかを知ろうと取材をするお話です。
「宮部久蔵」を知っている人を探して全国に飛ぶ二人。
最初に会った人から、「海軍一の臆病者」と聞かされます。
「命が大事で逃げ回っていたヤツ」と。
取材をやめたくなる二人ですが、二人目三人目と聞いていくうちに、「宮部」の新しい側面が見えてくると同時に、謎も増えていきます。
妻と子に会うために絶対に死なないと言っていた人が何故最後に特攻で出陣したか。

この本の大部分は第二次世界大戦の話ですが、最後は見事な愛の話でした。
最後を公共交通機関で読むという失態をまたしてしまった私は、涙をごまかすのに苦労しました。

戦争を美化するつもりは毛頭ありませんが、宮部という男はカッコイイです。

それにしても日本のトップの無能ぶりは、現代だけではないんだとヘンに納得してみたり。
飛行機もボロボロ、特攻隊員も付け焼き刃のパイロット。まっすぐに飛ぶこともおぼつかない、少年飛行士を特攻に使い、ほとんどが敵に突っ込む前に打ち落とされて無駄死にをしていたとは。
狂気の時代。

戦争物がお好きな人も、私のように苦手な人もぜひお読みください。おすすめいたします。


おまけ1
それにしても歴史もだけど地理もわからず、ラバウルってどこ?ガダルカナルって実際どこよ?とまたもやグーグルマップのお世話になりました。
国名で言ってよと思いましたが、その国名をつけるために戦争しているのだから無理な話ですよね。

おまけ2
解説を児玉清さんが書いています。
和書洋書問わず読書家だったと亡くなってから聞きました。
彼の書評をもっと読んでみたいと思いました。








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